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2006年7月 1日

太陽に負けない　身体作り！

なぜ、梅雨の時期は気分も体調も優れないのか？

湿気が多い梅雨時って、すごく嫌ですよね。
体も頭も重くてだるい。湿気の、あのまとわりつく感じが不快なんですよね。
お風呂の湿気と同じなんですが、お風呂の湿気はお風呂から出ればなくなるから楽です。

しかしお風呂に入った状態がずっと続く梅雨は、四六時中全身が湿気の膜で覆われています。
重たいし、汗が蒸発しにくいので、さっぱりしないのです。　
そして、どんよりして重たい湿気は、酸素を吸い込みにくくします。
湿気のこれらの作用で気分も重くなって、姿勢も前かがみになってしまう。　

でも、梅雨のせいにしたって不快さは治りませんね。
梅雨は毎年あるものですから、梅雨の状態に合わせて、本日はこう過ごしてみようという自己防衛本能を大いに働かせて対応するのが、憂鬱な季節の賢い過ごし方ですよね。


梅雨の不快さを解消して賢く快適に過ごす秘訣！

では、梅雨の不快さを吹っ飛ばすにはどうしたら良いか。
それは深呼吸と運動です。ジト～ッと体にまとわりつくものを、深呼吸や体を動かす事で取っ払ってしまうんです。

昼間はとにかくどんどん動く。で、夜寝ている間の冷えに気をつける。
蒸し暑くて寝苦しいからと布団を剥いでしまうと、体が冷えて呼吸器系の風邪を引いてしまいます。
だから、寝る前に冷たい飲み物を飲んだり、布団を掛けないで寝る事のないようにしましょう。

梅雨時の頭の重さを解消するツボをご紹介しましょうね。
まず手を組みます。それをそのまま後頭部へ持って行きます。

丁度後頭部の一番高い所に人差し指が来るように持ってくると、親指が「頭スッキリのツボ」に当たります。

息を吐きながら頭をゆっくりと後ろに反らせてください。
手はそのままで、頭だけ後ろに反らせるこれを4回位やったら、頭がすごくクリアになりますよ。
普段もそうだけど、梅雨時は特にね。肩凝りも違ってきます。

動きたくないだるい時、これをやるとサッ動けるようになります。「梅雨時のスッキリ体操」ね（笑）。

季節の食べ物の話をしましょうか。
夏は体を冷やす食べ物が多くて、冬は温める食べ物が多いのは皆さんご存知だと思いますが、では梅雨時はどんな物が出てくると思いますか？

梅雨時は、夏に向かって体が停滞する時期。だから食べ物も、体に刺激を与える、根の物や土の物が多く出てきます。
ウド・新ショウガ・ラッキョウなどですね。
こういったものを美味しく食べて頭と体に刺激を与え、淀んだ体をスッキリさせてくださいね。


夏は積極的に汗を出して体内に溜まった毒素を排出！

ジメジメした梅雨を越えれば夏が来ます。
夏は大いに汗をかく季節。
今まで呼吸などが停滞していたのがいっぺんに取り払われる季節です。

湿気のせいでむくんだり頭が重かったりしていたのがなくなって、梅雨時に溜まっていた塩分や毒素が汗でどんどん出ます。
そしてさっぱりして、秋までに体作りができるんです。

でもね、冷房が普及してからは汗をかかない人が増えてきているんですよ。
又、汗をかけない人もかなり増えてきています。
でも、汗は体温調節をしたり、汗からしか出せない有害物質を出したり、とても大きな役割を担っています。
だから、汗をかくべき時にかかない人は、病気をしてしまいますよ。

夏は汗をかいて当たり前の季節です。長時間日光を浴びなさいって事ではないけれど、汗をかきたくないばかりに一日中クーラーのある部屋に篭ってしまうのではなくて、汗を止めない事。積極的に汗を出してください。

夏は冷房などでどうしても冷えるから、夜お風呂に入ってリラックスしながら汗をかくのもいいですね。
お風呂にも上手な入り方があるんですよ。
まず、食後すぐはダメです。血液が全部胃に集まっている時だから、食後一時間半以上経って食物が半分以上消化してからでないと汗はかけません。

で、お風呂から出てきてから30分位かけて自然に体を冷ましていくと、だんだん眠くなります。
お風呂でかなり汗が出て血が濃くなっているから、一杯の水を口の中で転がすようにゆっくり飲みましょう。

間違えても、ここで清涼飲料水を飲んではいけませんよ。
その後、眠りに入る。これがベストですね。
子供は消化が早いから、食後一時間位で入浴しても大丈夫です。

この方法でかなり汗をかけるようになると思いますが、さらに汗が出やすくなる体操がありますので、ご紹介しますね。

座布団を二枚にたたんで、肩甲骨の辺りに敷いて仰向けになります。
次に、手の中指に力を入れながら、両手を頭の上まで弧を描くように持っていきます。
肘を曲げてはいけませんよ。引っ張られるように、なるべく遠くに腕を伸ばしながら、とにかく中指に集中して、手が床につくまで持っていきます。

床についたら、そのバンザイの姿勢のまま力を入れて、しばらく経ったらパッと力を抜く。
これを二～三回繰り返してください。伸びる事で、気持ち良くなるし、体が温まります。
寝る前にやると夜中に汗かいちゃうから、お風呂に入る前にやるのがいいですね。


人間の体は食が基本
上手に食べて夏バテ知らず！

夏は、強い日差しで体の外側も内臓もダメージを受けがちです。
抗酸化作用のある食品をしっかり摂って健康管理に気をつけましょう。
食欲が減退する季節ですが、そこは香辛料や季節の野菜などで工夫するのも良いですね。

夏は食べ物が腐りやすいので、充分火を通す事。でも夏だからといって、腐りにくい物はなるべく口にしないように。

今日買ってもう腐っている物も変だけど、夏に五日経っても腐らないのはおかしいです。
そんな物を食べて体を防腐剤だらけにしていたら、いくら良い健康食品を飲んでも意味がありません。

人間の体は全て食物からできています。
食が基本だという事を忘れずに、シッカリ食べて夏を乗り切りましょう。

投稿者 right : 15:46 | コメント (0) | トラックバック