« 2009年3月 | メイン | 2009年6月 »

2009年5月 1日

脳を大切にしていますか?

皆様、元気に毎日をおすごしでしょうか。今回は「脳」のお話させていただきますね。
目に見える身体や肌は大切にする方がとっても増えましたが、イキイキ通信をお読みの皆さんは「脳」を大切にしていますか?
 脳は24時間、私たちの身体をスムーズに動かすために働いています。身体の調子が悪くなってきたときは、脳がその瞬間に指令を出し、白血球や赤血球を動かしています。バイ菌が入ったときも私たちは気がつきませんが、脳はその情報をキャッチして即時に、指令を出し、ナチュラルキラー細胞やT細胞などを全部動かします。風邪であれば、頭が重い・節々が痛いと私たちが気づく以前に、脳はすでに動いています。脳は身体の中で一番働き者ですが、見えないし疲れを感じないため、一番大事にされていない臓器です。

 「年配者はみんな自然に老化によって脳の機能が落ちてしまうのだから大切にしてもしょうがない」と思う人もいるでしょうが、そうではありません。今では若年性認知症でお困りの若い方、反対に年配者の方でも記憶力のしっかりした方もたくさんいらっしゃいます。健忘症の場合、例えば記憶力が衰えたとしても、その衰えを認識しています。つまり、「忘れちゃった」のを自分が理解しているのです。認知症の場合は「忘れちゃった」ことを理解できません。そのため、食事を摂ったばかりなのにすぐ食事をするようになったり、食事したのに「食事してない、食事を与えてくれない」などといって攻撃的になったり、目的もないのに外にふらふら出掛けていって帰ってこなかったりと、日常生活にまで支障をきたしてしまいます。
 ぞっとする話ですが、心臓が止まると、残念ですが誰にも迷惑を掛けません。しかし脳が止まるとそうはいきません。身体が不自由になるか、寝たきりになるか、自分自身がわからなくなるか・・。そうなると、家族に迷惑とお金が多分に掛かります。脳梗塞や脳溢血などの医療費は驚くほど高いことは、イキイキ通信をお読みの方々もご周知のことと思います。医療保険や互助会などに入っていても、格段な医療費が長期にわたり嵩むのでとても賄いきれるものではありませんし、退院したとしても介護という時間的・金銭的・精神的負荷が相当掛かってしまいます。
 老いは誰にでもきて、避けることは絶対出来ません。でも私も自分の周りの人たちも、病院や老人施設などにお世話になることのない生活をするために、自分でできる脳ケアをおすすめします。今から少しずつ日常生活に気をつけるだけで、脳の環境も違ってきますよ。50歳を過ぎたら脳ケアをして、自分でしっかりと生活をして回りに迷惑をかけない準備をしましょう。
 
【お勧め脳ケア】
①塩分を取りすぎないことが、まず1番です。
 生活に気をつける、辛いもの・お酒・タバコなどに気をつけることはもちろん大切ですが、塩をとりすぎてしまうと高血圧になり、脳梗塞や脳溢血の引き金になりかねません。50歳を過ぎたら減塩にすることは脳にとっても良いことです。まずは、塩分の取り過ぎに注意して、もし取り過ぎてしまったら、運動や入浴などで汗をかくと良いでしょう。

②普段から脳をゆっくり休めてあげる事も大切なことです。
 リラックスしてお風呂にゆっくり入ったり、好きな音楽を聴いたりするのも良いですね。何よりご自身はどんな事が好きで、自分の脳がどんな事をすると一番リラックスするのか考えて行動することが脳ケアになります。脳は未知の部分が大変多く、頭の何分の一も使わずに一生を終わると言われています。使っていない部分にはいろいろな能力があり、それを使う前に時間を浪費して一生が終わってしまうことさえあります。生きていくために色々なことをしなくてはいけませんが、脳を休める・リラックスさせることによって、違うものが聞こえてくる、見えてくることが多くあります。例えば仕事に行き詰った人も、もし脳が追い詰められていなければ、自殺をするのではなく、良い方法を見つけ出し、チャンスを掴めるようにもなるのです。脳が冷静でいれば判断も冷静で運もつかめます。脳がパニックの人は、肩こりと同じようにカチカチになり柔軟な考えも出なくなり、うつ症状になることが多いです。リラックスして脳を柔らかくする事で自分に対して優しく、自信も持てるようになると違う方向が見えるようになります。目の前のチャンスを捉えることが出来るようになるのです。頭痛を感じられる方は、脳が疲れて血液が十分にいっていないサインです。今はよく寝てない人も多いですし、雑音の多い都会にいたり、パトカーの音が夜中にしたり、騒音が多くて目が覚めてしまったり、睡眠時間が少ないのと雑音で脳にはとても多くの負担が掛かっています。

③脳に栄養を与えてあげることが必要です。
 手の甲と同じように、20代の脳と60代の脳は違いますから、歳をとればとるほど、少しでもたくさんの栄養を与えたほうが良いのです。リッチロンには昔から言われてきた脳と脳の血管にとって必要なヒメツルニチニチソウ・グレープシード・イチョウ葉などが豊富に入っています。脳の疾患がある人でも、リッチロンを飲むと手足への指令・言語の回復が早いのはそのためです。脳梗塞や脳溢血で身体や言語が不自由な方には1日3回3スポイト以上を目安に飲んでいただくと1週間単位で変化が現れてきます。物忘れと失禁は脳の栄養不足でおこる典型的な症状ですので、栄養を与えることでかなり改善が期待できます。昨年、その効果が医療機関紙の「Medical Nutrition」でも取り上げられました。

【辻田先生お勧め脳チェック】
ikiiki_4.jpg 〔やり方〕 目を閉じて、右の人差し指の腹に親指の爪をあてて感覚を試してください。次に中指・薬指・小指・最後に親指の腹に人差し指の爪をあてます。終わったら左手を同じように行います。 もし、感覚が片方の指にいつもと違う感覚があったら、お医者様にご相談ください。

更年期障害からおこるめまいなどにも効果が良くあらわれています。
 50歳を過ぎた方々には、身体は老化しても脳だけは若くあり続けていただくめに、リッチロンを毎日3スポイト飲むことをお勧めします。思い出しにくかった名前がさっと出るようになったり、身体の動きが機敏になります。私もリッチロンを飲むようになり、筋肉痛を感じることが2~3日後だったのが、次の日に感じられるようになりました(笑)。

 心臓は生きるために一番大事、脳は自分らしく生活するために一番大事な臓器です。脳の中に人間のすべてのデータが入っていて、どんなコンピュータもかなわないのです。指先を切っただけで出血を止める能力、病気や怪我だけでなく悲しいことやつらいことも止めたり、眠くなったら眠るようにする。その能力を全部持っていて、この脳が一人の人間の歴史を作っているのです。この脳で一人の人間を動かしている。つまり家族の幸せも社会をも、脳が動かしているのです。心臓も大切ですが、やはり脳をいちばん大切にして下さい。

投稿者 right : 15:40 | コメント (0) | トラックバック