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2009年6月25日

家庭で出来る 水際対策の勧め

皆様、お元気ですか?

今年の4月、WHO(世界保健機関)が新型インフルエンザに対する警戒レベルをフェーズ4からフェーズ5に引き上げたニュースには、本当に驚かされました。これは、人から人への大きな集団感染が確認されるレベルで、最高レベル6の一段階手前。そして5月には、国内初となる、大阪府の男子高校生2人と同行の40代男性教員1人の合わせて3人が新型インフルエンザに感染していることが確認されました。慌ててマスクの用意をした方も多かったのではないでしょうか。

 国の水際対策として、空港などでサーモグラフィーで発熱者を見つける検査が連日行われていました。何とかその検査以降は、日本国内での感染確認が出ないようにと願っていましたが、少しずつ各地でしかも渡航歴のない若い人を中心にじわじわと感染が広がり、どこまで広がるのかとても心配です。
 当然ワクチンの開発も急務で行われてはいますが、新しいワクチンが私たち全員に行き渡るだけの数を、インフルエンザが流行する前に用意できるのかどうか懸念されます。
 また、残念なことに新型インフルエンザは新型というだけに未知のウイルスです。そのため、新型インフルエンザは、人から人へ感染することで少しずつその形を変えながら毒性を強くしていくので、開発中のワクチン自体に効き目があるのかどうかも疑問がもたれます。

 今後9月以降、寒くなってきて乾燥する季節は、特に注意が必要だと思われます。なぜなら、日本など北半球で生き残ったウイルスは、夏が来て死滅するのではなく、冬になるオーストラリアなどの南半球で人から人へと感染し続け、より毒性を持った形でまた北半球に戻ってくる可能性が十分あるからです。交通機関が発達し、世界中の人たちが簡単に、お互いの国々を行きかうことが出来る今、強いウイルスも簡単に運ばれてしまいます。
 
 私たちにできる予防は何があるのでしょうか。マスク着用・うがい・手洗い・十分な睡眠などは、昔からの風邪対策としては良いのですが、症状が現れてから急速に悪化する特徴のある新しいウイルスに対しては、細菌が移らないための、より強固な対策が必要となります。私たちひとりひとりが家族を守るためにしっかりとできることを今から頭に入れておきましょう。
 
 夏の飲み物として、粉末の緑茶をお勧めします。スーパーやネット販売などで手軽に購入することが出来ますが、可能であれば農薬の少ない日本製を用意してください。緑茶のカテキン成分が殺菌作用として有効ですし、ビタミンCも取れるので、機能系ドリンクなどを飲むよりどんなに良いことか。飲料として使用する以外に、うがいにも役立ちますので、ペットボトルなどに多めに常備して下さい。

 インフルエンザの流行のきざしが現れた時は、外出時の抗ウイルスマスク、ゴーグル着用はもちろん、帰宅時の緑茶でのうがい、手洗いプラス除菌液での殺菌など、家にウイルスを絶対に持ち込まないための努力が必要になってきます。インフルエンザの予防策としてはマスクがかなり有効です。今回の騒ぎがあってから慌てて薬局などに行き、マスクを購入できなかった方はいらっしゃいませんか?もう大丈夫と思わず、これからがマスクの備蓄時ですよ。マスクの生産がやっと追いついてきましたし、夏はマスクを安く購入できることがあります。マスクにスプレーできる抗菌スプレーなどの用意もして下さい。目の粘膜から感染することが無いよう、目薬や目を洗えるタイプの薬も常備すると良いです。

 またパンデミック宣言が出されたら、外出時は極力避けなければなりません。そのためには3週間分を目安とした非常食・水・医薬品・生活用品を備蓄しておくことが大切です。 もし家族内での感染が発生した場合、決して動揺せず速やかに指定された所に連絡してから指示通りに行動してください。お住まいの地域によって連絡先が異なりますので、今から電話番号や住所などをしっかりと把握しておくことも必要でしょう。

 どんなに新しい病気が発生しても、罹る人、罹らない人、罹っても軽くすむ方、亡くなる人もいれば助かる人もいます。その違いはやはり生命力と免疫力の違いです。人間には、未知のウイルスにも勝てる力を本来持っているはずです。その力を十分発揮できるよう、予防にぜひ「ルチル」をお勧めします。「ルチル」には、身体が自ら元気になろうとする力つまり免疫力を高める成分がたくさん入っています。そして、その中でも風邪を引きにくくするといわれている「エチネシア」は、抗ウイルスの働きがあり、インフルエンザなどの感染症の予防と治療に適しています。
 インフルエンザが流行ってから慌ててルチルを飲むより、夏の疲れが少し溜まってきたと感じたときに、ご家族で少しずつ摂って頂くのがベストです。疲れをそのままにしてしまうと、免疫力が下がり、インフルエンザでなくとも病気になりやすくなります。お吸い物やお味噌汁に入れたり、炊き込みご飯に入れるなどすれば、少量ずつ家族皆様で摂れますし、料理の味も美味しくなります。
 
 これから秋と冬を安心して迎えられるよう、今夏のボーナスの1部をインフルエンザ対策の常備品に充てることをお勧めします。家族全員の健康は何にも変えることが出来ませんよね。笑顔で家族が過ごせるよう、家庭で出来る水際対策を、今から是非始めましょう。

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