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第5回「新月への意乗り」

みなさん、お元気ですか。いつもお読み頂き、ありがとうございます。連載が始まってから「コパイバフアン」が多くなり、感謝感激です。
  まだまだ文章を載せることが恥かしい僕ですが、今回もどうぞよろしくお願いします。
ところでこの蒸し暑さは大変ですよね。(今、7月で、原稿を書いています。)この暑さにフッと空を見上げると、アマゾンの彼らを思い出します。アマゾンではこの暑さの中、コパイバの採取の仕事をしているのです。それも一年中です。その気力体力に脱帽!します。

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コパイバ採取は、なぜ?新月なの?

これから本題をお話する前に、ほんわり、やわらかくなるお話をしたいと思います。実は私、なぜ?がありました。あなたも?でした?やっぱり。それは、なんで満月じゃなくて、新月なんだろう。ということです。やっとなるほどーっと、理解できたのでお伝えしますね。

月は地球・人間・生物に影響を与えていることはご存知と思います。新月の日は月が地球の裏側にあることで、大地のほうから引力が働きます。このことは、大地から月の引力に引っ張られることにより、植物の根に栄養が集まります。つまり大地のエッセンス・エネルギーがギューッと上がり蓄えられる、だから一番効果があるコパイバを取ることが出来るので、この時に杭を入れ、採取します。と、今だから言えますが、それを古代何千年前のインディオが、どうして知っていたか、スゴイですよね。

彼らは人間が本来もっている五感・体感センサーが今の私たちよりずっとずーっと優れていて、長い歴史の体験から得た確かな事を、伝承という形で子孫に残しているのですね。
あと新月は傷口がしまりやすく、満月はひらきやすいとも聞きます。樹の命を考えても、新月がよいのですね。だから手術は満月より新月に向かう日が良いそうです。

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新月に祈ると、思いが現実化するコパイバ

また彼らは思いが通じるから、新月に採取すると言います。面白いことに、それは現代でも理解されます。
新月は引っ張る力があることで、集める蓄える働き=収縮する求心力があることから、身の回りのエネルギーを集める集めやすいと言われています。そのことから新月の日には、決心を固め強い「意(志)」を宇宙に乗せる「意乗り(祈り)」の日とも日本でも伝わっています。アマゾンも日本も同じですね!

そうだ、知ってますか、アマゾンの人はモンゴロイドで、今も蒙古斑があることを。何と同じ祖先なんですよ。DNAを調べたら、山形県の人と同じだそうです。ホント!って驚きましたが、なぜか日本人であることに納得。白人とは全く感性が違い、言葉にない言葉で彼らと通じるのです。

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古代インディオのコパイバ

歴史的には、アマゾン地方の北西部、ソリモエス河沿岸では、原住民が瘢痕形成剤として利用し、皮膚の荒れ、乾癬の他、淋病治療に使っています。ハンモックで怪我人(戦闘による負傷者)を空中に吊るし、その下でコパイバオイルを付けた葉を燃やして薫蒸したと伝えられています。
きっと新月の日に祈りと共に採取したコパイバが、彼らの心にもあかりを灯し、それがもっと治しを早めていったこととも思います。またペルーのアンデス地方では、尿失禁症、梅毒、カタルの治療に利用されていました。

このように数千年以上にもわたって原住民に使われてきたコパイバですが、時代と共にヨーロッパにも広まりました。
それは南米大陸へのキリスト教布教からイエズス修道士が自国に持ち帰ったことで、「イエズス会のバルサム」の別名でも呼ばれていました。また、17世紀でイギリスのバーチャスPurchasによって出版された著作(1625年)が一番最初のコパイバの本とされています。アマゾンのコパイバは、世界に広がり、各国で研究され始めました。

▽伝承民族植物学ETHNOBOTANYから見た地域別用途

● アマゾン地方・・瘢痕形成(傷口修復)、皮膚のただれ、乾癬、炎症
● ブラジル・・腫瘍(前立腺)、瘢痕形成、皮膚炎、炎症、胃潰瘍
● ヨーロッパ・・・膀胱炎、気管支炎、下痢、痔疾
● ペルー・・泌尿器、梅毒、カタル。

このように、内用外用ともに安全性が確認されていることも重要なポイントで、コパイバが旧来「飲んでよし塗ってよし」の「万能薬」「森の秘薬」と認められてきた理由もここにあります。

また、昔の伝統的な利用法以外に、動物実験を含む現代の研究によって、さらに多くの効果が明らかになってきました。
特に抗炎症機能については多数の動物実験が行われ、その結果伝統的な有用植物とされ、驚く結果が生まれています。

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コパイバの薬理作用

食品用途に使うことも法的に認められているコパイバですが、科学的に認められてきたことで、「ほかにも用途があったのか」と、まだ新しい発見をされると思います。
ちなみに食品と言っても桁外れの量をゴクゴクとドリンクのように飲まれると(そんな人はいませんが)下剤として招くこともあると報告されています。

これから紹介する文面は、最近の医学的研究によって確認されたものです。伝統的な利用法の有効性が科学的にも追認されることになりました。ここには掲載できないほどのたくさんの学術文献がありますが、ほんの一部紹介します。

● 気管支炎に著効を示す(喀痰を助け、殺菌作用をもつことによる)ある医師は粘り強い喀痰を伴なうときは、コパイバ10滴を1日3回投与すると良いとしている。

● 胃潰瘍については、現地ブラジルではその効果が古くから確認されているが、パイバPAIVAほかによる動物実験では、潰瘍誘発物質である「エタノール、インドメサシン(indomethacin)低温拘束ストレス(強制的に低温環境におかれて生じるストレス)によって引き起こされる病変に対するコパイバの機能が研究されている。
コパイバ二〇〇から四〇〇ミリグラム(体重キログラム当り)を 経口投与した結果では、エタノールと拘束ストレスによってできる胃壁の損傷に対する防御効果が、投与量に応じて強力に発揮されることが確認された。
またインドメサシンにより胃幽門部を結紮(縛り付けて体重の流れを止める事)したところ、胃液の総量と痰の分泌が、コパイバにより著しく増大を見せたが、総酸性 度の変動は抑制されていた。こうした緒結果はコパイバが有する潜在的胃壁保護能力を浮き彫りにするもので、この伝統的治療法について体系的な研究がさらに 求められていることを示している。
(文献・Paiva)

● 癌については、東京医科歯科大学の研究者により、コパイバオイルに含まれる様々な化合物が単離され、構造解析された結果、コラヴェノール(-)kolavenolと呼ばれる化合物に強力な「抗腫瘍作用」があることが確認されている。
癌腫(マウスの子宮癌由来のIMCカルシーノ(41ミリグラム・4日間)した結果、98%という高い延命効果があることが確認された。これは臨床において広く使われている抗腫瘍薬の2倍にあたる効果である。またこのコラヴェノールという成分が、癌腫に対しては穏やかな細胞毒性しか示さないことから、生体内では「生体応答調節物質(BMR)」のような作用を果たしつつ、抗腫瘍作用を発揮しているものと推定される。
(文献・環太平洋国際化学会議・ホノルル)

● 利尿剤、胃腸のガスを抜く駆風剤、緩下剤(通じ薬)。難治性の浮腫(全身性水腫)には貴重な利尿剤となる。

● 尿道炎(慢性で弛緩衰弱を伴なう症状)。貧血症を併発しているときは鉄分の併用が必要であるとする医師もいる。(Finley Ellingwood,M.D.)。尿道の炎症を鎮める働きが顕著で、組織衰弱により尿道に刺激感があるとき、あるいは腎盂炎、膀胱炎に用いられるが、いずれも排尿を増し、排尿時の痛みを和らげる。コパイバの揮発性油、樹脂はともに尿内では著しく変性するので、硝酸で沈殿させるとアルブミンと誤解される恐れがある。
(文献・M.Grieve)

● 帯下、下痢、痔疾に効果がある。生殖器・泌尿器粘膜の抗炎症薬として有効。一般に粘膜に対しては刺激性がある。

● 毒虫(ムカデなど)に咬まれた時の疼痛や炎症を急速に緩和する(虫さされ全般)

● 口内炎、歯槽膿漏、切り傷、火傷、湿疹、蕁麻疹、痒みを伴なう皮膚疾患など著効があることは広く認められています。

このように一つの植物がいろいろな身体の諸問題を改善してくれることで、改めてアマゾンの森の植物の貴重さが理解でき、彼らの伝承文化の大切さも痛感しますが、この頃、大地そのものからの「本物」を受取ることが、難しくなっていると思います。

それは本来の地球の自然がドンドン狭く小さくなってしまっているから、手に入りにくくなってきていると思います。本当に残念なことです。
もちろんみなさんにお届けするコパイバは本物の本物です。更に「直球ど真ん中のベスト」をいつもお届けしています。彼らが送ってくれています。それはアマゾンの彼らの気持ちそのものです。 あの暑くて暑い日々、フォッサ!フォッサ!がんばれよ!と元気を送ってくれています。

またそれは新月の日、コパイバの樹に向かって採取する、あのあたたかく清らかな人の思いも一緒に届いています。それが私たちのお届けする、アマゾンの深い森の贈りものです。 健康でたのしい日々の生活をお過ごし下さい。また!VIVA!お会いしましょう。

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コパイバシリーズ商品紹介 コパイバ商品の売上げの一部は、森林保護や現地の学校運営のために使われています

  1. コパイバマリマリオイル

    キシリトール配合。安心の天然成分100%はみがき
    【商品名】
    ナチュラルはみがき
    【原材料】
    コパイバオイル、ペパーミントオイル、炭酸Ca、塩化Na、セルロースガム、アラントイン、ラウリン酸、メントール、水酸化Na
    【内容量・価格】
    120g・\1,260