親子の問題
「親思う心にまさる親心 今日のおとずれ なんと聞くらん」
この句は幕末に、長州藩で松下村塾を主宰していた
教育者であり、思想家であった吉田松陰が、
安政の大獄で幕府に捕まり、
処刑される前に詠んだ辞世の句の一つです。
この句を簡単に説明すると
「子供がどんなに親を思っていても、それ以上に親は子供のことを思っている。
今日、自分は処刑されて死んで行くけど、
この知らせを、親はどんな思いで聞くのだろう?」
と、まあそんな意味です。
ぼくが、この句をはじめて知ったのは、小学6年の時に修学旅行で
山口県萩市の松下村塾に行った時でした。
石碑に刻まれていたこの句を、ガイドさんが説明してくれました。
それ以来、この句を事有るごとに、思い出すようになりました。
最近、親が子供を殺す事件が頻繁に起こってます。
虐待・子育て放棄・・・・・。
また逆に子供が親を殺す・・・・。家庭内暴力・・・・。
本当に信じられない、目を覆いたくなるような悲惨な出来事が起きています。
そして今、またこの句を思い出しました。
「子供を思う親の心」と「親を思う子供の心」は、いったいどこにいったんでしょうか?
親と子の関係性は、自分と他人の関係にも深く関わってきますし、
自分と世界を繋ぐ基盤となるものです。
このまま行くと、人間の生きる基盤が失われていくようで・・・・・。
ますます悲惨になっていくような気がします。
ひとりひとりが
自分の親や子供の関係性をもう一度振り返り、
良い方向に改善していかなくてはならない問題だと思います。




































