『2013:人類が神を見る日』(以下、『人神』)は僕の一冊目の著書で、今から約十年前1997年に出た本です。ヌース理論がスピリチュアルな世界で多少なりとも名前が出てきたのは、やはりこの本の出版が大きかったですね。この本は1989年から1995年にわたって僕が経験したチャネリング体験をもとに書かれています。チャネリング関連の書物というと『バシャール』や『神との対話』などアメリカからの輸入ものが有名ですが、この『人神』は日本発のチャネリング本として英訳版も発売中です。日本から発信される新しい霊的知性の潮流を作るためにも頑張っていきたいところです。
これは本にも書いていることなのですが、僕の経験したチャネリングは他と比べるとかなり変わっていて、相手(冥王星のオコツト)の言ってきていることがさっぱり分らない、という状況で続いていきました。使われている言葉は紛れもない日本語だったのですが、意味不明の単語が無数含まれており、解釈が不能だったからです。まともな対話は望めなかったので、結局、オコツト情報を日誌形式で書き綴り、その言葉の真意を数年かけて解読していく作業が続きました。その結果、分かったことは次の三つです。
まあ、僕自身もこんなことが近い将来起こるわけはあるまいとタカを括っていたので、オコツト情報がどれほど信憑性あるものなのか、科学は言うまでもなく、哲学、宗教、神話、神秘思想、精神世界系の情報など、それこそ、ありとあらゆるジャンルの書物を漁っては、その真偽を吟味していきました。その結果、生まれて来たのが「ヌース理論」だったというわけです。その意味で「ヌース理論」はありとあらゆるジャンルを包括した宇宙論になっています。 宇宙論と言うと、オレには関係ないな、とか、わたしは家のことで 精一杯、とても宇宙についてなんか考えられないわ、とか思われる方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。「わたし」 自身が宇宙なのですから、宇宙について考えるということは、「わたし」について考える、ということでもあるのです。
時代はますます閉塞的になってきています。人間の社会がこれからますます生きづらいものになっていくか、それとも、皆が笑顔で暮らせるような場所になっていくかは、政治でも、環境でもなく、 皆さん一人一人の「考えること」と「行動すること」にかかっています。この本がそうした想いを引き出すトリガーになってくれればと思っています。是非一読されてみてください。