うつ病を正しく知り向き合うための【症状・原因・改善方法】

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うつっぽい表情を浮かべている鳥

「落ち込んだ気分がもう2週間以上続いている・・・」
「しばらく時間が経てば、治るかもしれない」

生きていれば、誰もが、辛いこと、悲しいことに出会い、落ち込むことがあります。
しかし、落ち込みがひどく、なおかつ2週間以上長く続く場合は、
まず「うつ病」を疑ってみてください。
「うつ病」は、年々増加し、一段と身近な病となってきました。
最近では、従来のうつ病とは異なるタイプの「現代型うつ病」という新たな症状も
見られるようになり、「うつ病」は拡大の一途を辿っています。
「うつ病」は放っておいて治る病気ではありません。
むしろ放置すれば、必ずといってよいほど悪化します。
ですので、少しでも「この状態って何か変?」と感じることがあったら、
できるだけ早い段階で対処することをお勧めします。
対処が早ければ早いほど、症状も対処も軽く済むのですから。

 

うつ病とは、どんな病気?─気分のひどい落ち込みが2週間以上継続して起こり、心身全体機能が低下することで日常生活に支障をきたす「うつ病」の症状や特徴について

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気分の落ち込みといったことは、誰もが経験しますが、うつ病は、気分のひどい落ち込みが2週間以上継続して起こり、感情・意思・思考といった精神的領域の能力をはじめ、心身全体機能が低下することで日常生活に支障をきたしてしまう典型的な「精神疾患(心の病気)」です。
現在、うつ病はアメリカ精神医学会が定めた精神疾患の分類指針であるDSM-IVの診断基準をもとに診断がなされています。
DSM-IVの診断基準は、次の2つの主要症状が基本となります。1つは「抑うつ気分」、もう1つは「興味・喜びの喪失」です。

●「抑うつ気分」とは、気分の落ち込みや、何をしても晴れない嫌な気分や、空虚感・悲しさなどです。
●「興味・喜びの喪失」とは、以前まで楽しめていたことにも楽しみを見いだせず、感情が麻痺した状態です。

この2つの主要症状のいずれかが、うつ病を診断するために必須の症状であるとされています。これら主要症状に加えて、「抑うつ気分」と類似した症状として、「自分には何の価値もないと感じる無価値感」、「自分なんか死んだ方がいいと考えるようになる自殺念慮・希死念慮」などがあります。
これらの症状では「気分が落ち込んで毎日が嫌で、自分には存在している価値などない、死にたい」と思うのです。
「興味・喜びの喪失」と類似した症状としては、「気力の低下と易疲労性」、「集中力・思考力・決断力の低下」があります。これらの症状では「何をしても面白くなく、物事にとりかかる気力がなくなり、何もしていないのに疲れてしまい、考えがまとまらず小さな物事さえも決断できない」という状態となります。
さらに、これらの精神症状に加えて「身体的症状」として、食欲、体重、睡眠、身体的活動性の4つの領域で、顕著な減少または増加が生じることがあります。症状としては「食欲がなく体重も減り、眠れなくて、イライラしてじっとしていられない」もしくは「変に食欲が出て食べ過ぎになり、いつも眠たく寝てばかりいて、体を動かせない」というものです。
DSM-IVでは、主要症状の1つを含む5つの症状が2週間以上持続することが、うつ病診断の条件となっています。
うつ病を発症した場合、心に現れる症状としては、感情・意思・思考という3つの領域で様々な状態を引き起こします。
感情面に起こる症状は、気分の落ち込み、憂鬱、寂しさ、不安感、イライラ、焦燥感などがあります。
意思面に起こる症状としては、やる気がなくなる、無気力、人に会いたくなくなる、引きこもり、口数が減るなどがあります。
思考面に起こる症状としては、集中力の低下、決断力の低下、自信喪失などがあります。
また、うつ病が身体に現れる症状としては、最も多いのが、睡眠と食欲の変調です。
睡眠に関しては、夜眠れない不眠が一般的ですが、逆に極端に睡眠時間が長くなる過眠症状が現れることもあります。
食欲に関しては、食欲不振が多く見られますが、睡眠同様、逆に食欲過多となる場合もあります。その他、だるさ、疲れやすさ、頭痛、肩こり、腰痛、下痢、便秘、胃痛などが現れる場合もあります。
このような状態になると、学校や仕事、家事などは、当然、手につきません。そして、この症状を放置していると、うつが進行し、その症状もどんどん重くなっていき、最悪の場合、自殺にまで至る場合もあります。
うつ病になりやすい人には、真面目で責任感が強く、自分の問題は自分で解決しようという傾向の強いタイプが多いのですが、その他にも、以下のようなタイプの人がうつ病を発症しやすいといわれています。

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うつの症状が見られる顎関節症(「顎間接症」の表記は誤字)とは

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こうしたうつの症状が出ている場合、まずは精神科を訪れるのが一般的ですが、最近では、こうしたうつの症状が顎関節症(「顎間接症」の表記は誤字)によって引き起こされているというケースも少なくないようです。顎関節症(「顎間接症」は誤字)とは、顎関節に発生する、開口時の疼痛、関節雑音、開口制限を特徴とする症候群のことで、肉体的症状の他に精神的症状も現れます。その精神的症状の1つとして、うつの症状が見られます。もし、うつ症状がある方で、顎に痛みがあったり、顎がスムーズに開かなかったり、または閉じなかったりする、また、頭痛や吐き気、めまいや耳鳴り、イライラ感・肩こり・目の痛み・腰痛などの症状が起こるという方は、「うつ」という側面からだけでなく、顎関節症(「顎間接症」の表記は誤字)を疑ってみる必要があるかもしれません。

うつ病の原因と治療法

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うつ病は心理的なストレスが引き金となり、発症することの多い病気です。私たちの日常生活にはさまざまなストレスが待ち構えています。
「肉親の死」「別居」「離婚」といった悲しい出来事から、「昇進」「結婚」「出産」などといった、一見すると喜ばしい出来事であっても、人によってはストレスになることもあります。つまり、これらを含む人生におけるさまざまな“変化”のすべてが、うつ病発症の原因となる可能性があります。ただ、うつ病になった原因がはっきりしている場合、比較的治りやすいといわれています。
うつ病を発症する心理的ストレスの原因としては、諸説あり、現在も研究が進められていますが、その中でも、薬の有効性から考え出されたモノアミン仮説と呼ばれる説のひとつである「セロトニン仮説」が、近年、うつ病の原因を説明する際によく使われています。「セロトニン仮説」とは、簡単に言うと、何らかのストレス等によって、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンを出す神経細胞の働きが異常をきたし、それらの神経伝達物質が減少するために起こると考えられています。
“セロトニン”と“ノルアドレナリン”は脳の中で、意欲や活力などを伝達する働きをしているため、この働きが悪くなると、憂うつ感などを引き起こしてうつ病の症状があらわれるようになります。そのため、うつ病治療では、この脳内神経伝達物質のバランスの乱れを修正することで、うつ病を改善しようとする取り組みが行われます。
近年の西洋医学における、うつ病の治療は、このセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質を増加させる「プロザック」のような抗うつ剤(SSRI)をはじめ、不安を抑える抗不安剤、情動を抑える精神安定剤などを使った薬物療法が中心となります。抗うつ薬のうち、従来用いられてきた三環系あるいは四環系抗うつ薬は、口渇・便秘・眠気などの副作用が比較的多いといわれています。これに対して、近年開発されたセロトニン系に選択的に作用する薬剤SSRIや、セロトニンとノルアドレナリンに選択的に作用する薬剤SNRIなどは、副作用が比較的少ないとされていますが、臨床的効果は三環系抗うつ薬より弱いといわれています。また、不安・焦燥が強い場合などは抗不安薬を、不眠が強い場合は睡眠導入剤を併用することも多くあります。また、抗うつ薬による治療開始直後には、年齢に関わりなく自殺の危険が増加する危険性があるとアメリカ食品医薬品局(FDA)から警告が発せられており、注意する必要があるかもしれません。
こうした薬物療法の場合、例えば、飲めば必ず効果があると思われている抗うつ剤などは、その薬が実際に作用する確率は投与者の6割くらいと言われています。しかし、効く効かないにかかわらず、薬物治療の場合は、必ず副作用が伴います。ただ、最近では、副作用も随分と抑えられた薬剤が開発されてきているようです。
うつ病では、6ヶ月程度の薬物治療で回復する症例が、60%ないし70%程度とされており、多くの症例が、比較的短い治療期間で回復するといわれています。しかし、一方では25%程度の症例では、1年以上うつ状態が続くともいわれ、必ずしもすべての症例で、簡単に治療が成功するわけではありません。また、一旦回復した後にも、再発しない症例がある一方で、うつ病を繰り返す症例もあります。うつ病の治療は、このようにさまざまな経過をとる可能性があることを認識しておく必要があります。ちなみに、うつ病の再発率に関しては、うつを繰り返すたびに高くなる傾向にあり、初発の場合の次回再発率は50%、2回目の場合75%、3回目の場合は90%にも達するといわれています。
うつ病は多くの情報の中で、薬物治療を行うことで完治するといわれていますし、実際に薬で完治する人も多くいます。しかし、その一方で、薬を飲んでいるのに、なかなかうつ病が治らず、そればかりか、薬を飲み続けることで、体の中に薬の耐性ができて、薬を飲む量が次第に増えていき、いわゆる薬漬け状態になってしまうというケースも、実は多く存在します。薬は確かに効果を得られる可能性は高いのですが、同時にリスクも存在していることをくれぐれも忘れないようにしてください。

Top photo credit: Robert S. Photography via VisualHunt.com / CC BY-NC

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腸内環境の改善で、心身バランスのくずれをケア! 専門医と共同開発されたメンタル用キトサン・サプリ

腸内環境を整えることが、心身のさまざまな問題改善につながることが明らかになりつつある昨今。その以前から「心と身体を腸内”から整える」ことをコンセプトに、メンタル分野の専門医と共同開発されたサプリメントがあります。それが「低分子水溶性キトサン」サプリメントです。

原料は国内で水揚げされた紅ずわいガニの殻から特殊な製法によって精製された低分子水溶性キトサンを使用。この「キトサン」は、メンタル分野の専門医による全面的協力のもと、最適なパフォーマンスが得られる特定分子量に調整されており、心と身体のリズムを穏やかに整えてくれます。

また、この「キトサン」は、「心のコントロールのとれない人に改善効果が期待できる」として、米国と日本において用途特許を取得しています。
 

※用途特許とは:既存の化合物に未知の属性を発見し、それがある新しい用途に用いることが可能であることが分かった際に、その用途に対して与えられる特許。
 
用途特許とは – 産学連携用語 Weblio辞書
www.weblio.jp/content/用途特許

サプリメントに用途特許が与えられるということは、非常に珍しいケースだと言われています。
ご興味のある方は、詳細サイトをご覧ください。


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