自閉症について知っておきたい【正しい知識】

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自閉症の子ども

「自閉症ってどんなもの?」
まだまだ知られていないのが「自閉症」を取り巻く実態です。

「自閉症」と聞くと、「自閉」という言葉から、いわゆる“引きこもり”や
“自分の殻に閉じこもる”イメージを持ちそうですが、実はこれは大きな間違いです。
最近では、TVドラマや映画などで「自閉症」を扱う作品も多く、一般にも認知されつつ
ありますが、まだまだ誤解や偏見もあるようです。
ぜひこの機会に「自閉症」への理解を深めてみてください。

 

自閉症とは、どんな病気?─脳の機能障害によって起こる先天的な“自閉性障害”の症状や特徴について

自閉症は多くの要因の組み合わせによって生じる脳機能の障害が基礎となって起こる障害です。自閉症は生まれつきの障害で、ある程度の改善は期待できるものの、完全に治ることはないとされています。自閉症の原因は現在もまだ不明ですが、これまでの医学的研究の結果から、自閉症は生まれる前からの遺伝素因的要因と、胎生期の問題、出産後早期の時期までに様々な要因が作用して、脳機能の成熟が障害されることによって、特徴的な発達や行動の異常が現れると考えられています。

自閉症の発見─精神科医カナーによる研究

自閉症は、専門的には自閉性障害、幼児小児自閉症、小児自閉症、などとも呼ばれますが、「自閉症」という名称をつけたのは、1943年、米国の精神科医カナーでした。カナーは、自閉的な孤立、いわれた言葉をオウム返しに繰り返す(反響言語)、言葉の発達の遅れやゆがみ、優れた機械的な記憶、パターン化した行動(常同行動)、同一性保持といった症状を取り上げて、「自閉症」とよび、精神遅延でもなく、小児分裂病でもないという見解を示しました。その後、研究も進み、現在では診断基準もより明確になっているものの、自閉症を小児分裂病や精神遅延とはっきり区別するカナーの考え方は、現在でも多くの学者が支持しています。自閉症児のIQに関しては、大部分が70以下であり、多くの場合、50前後であるようですが、このカナータイプ(カナー症候群)の自閉症は、知的能力が低いことから低機能自閉症とも呼ばれています。また、これに対して高機能自閉症(アスペルガー症候群)があり、低機能自閉症とは区別されています。ちなみに高機能自閉症(アスペルガー症候群)とは、知的能力が低くない(知的障害を伴わない)自閉症のことを指しています。ここでは、高機能自閉症ではなく、一般的な自閉症について取り扱います。

自閉症によく見られる具体的な症状について

自閉症の具体的な症状としては、人に笑いを見せることがなく、大人に抱き上げられても、それに応じる姿勢をとろうとしません。愛着心が欠けており、母親の膝の上であろうと、他人の膝の上であろうと、同じようにまるで椅子に座っているかのように振る舞います。また、パターン化した行動(常同行動)を頻繁に繰り返します。例えば、同じ人形をただひたすら同じように並べるなど、同じモノで延々と同じ遊びを繰り返したり、何の目的もなしに、同じところを行ったり来たりしたり、ある場所へ行くのにいつも同じ道を通ることにこだわったりします。そして、変化に抵抗しやすく、例えばいつも遊ぶ公園に行くのに、たまたまいつもと違う道を通ってしまうと、大声で泣いたりわめいたり、物をこわしたりと、精神的な混乱を示します。また、自閉症児には両手利きが多いと言われています。身体面での特徴としては、風邪などの感染症にかかっていても、発熱しなかったり、痛みをあまり感じないという報告もあります。

自閉症の具体的症状 その1─人への関わり・関心の欠如

こうした自閉症の症状は、大きく3つに分けられ、次の症状が幼児期から見られます。1つは人への関心や関わりが乏しいことです。自閉症児は、乳幼児期から家族や周囲の状況に対する関心や関わりが乏しく、人に笑いかけることがありません。母親に甘えることもなく、母親に遊んでもらうより一人遊びを好みます。大人しく育てやすい子どものようですが、他人と視線を合わせることがなく、呼びかけられても反応を示さない、抱こうとしても抱かれる姿勢をとらないなど、乳幼児期から他人の意思や感情をくみとった行動がとれずに対人関係がうまく結べず、社会的発達の遅れが見られます。そのため、人と関わることや、自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを汲み取ることがとても苦手です。

自閉症の具体的症状 その2─言語・コミュニケーション能力の発達障害

2つ目は言葉を含むコミュニケーション能力の発達が障害されていること。自閉症児の場合、3歳になっても言葉が遅いかまったく話さず、言葉の理解も同じ年頃の子どもに比べて遅れています。言葉を口にしても、状況にそぐわない、とんちんかんな話をしたり、質問されても答えられずに、たびたびオウム返しをするなど、会話が成り立ちません。話し方が一本調子で尻上がりになる、同じ語句を何度も繰り返し使ったり、独特な言い回しが目立つこともあります。また、発していた言葉を、1歳を過ぎてからまったく話さなくなるケースも見られます。さらに、言葉に代わる身振りやしぐさ、視線、表情などで表現することができず、他人の身振りなどもうまく理解することができません。自分の意思を上手に伝えられないため、欲しいもののところに相手の腕を引いて連れていく“クレーン現象”も自閉症の特徴です。そのため、普通のしゃべり方やコミュニケーションの取り方、人や物事への適切な関わり方を習得することが容易ではありません。

自閉症の具体的症状 その3─執着的・常同的な傾向

3つ目は興味や関心の幅が狭く、執着的な傾向や常同的な行動があることです。自閉症児の場合、行動や遊びがいつも一定の状態や順序であることに異常にこだわり、パターン通りに運ばないとパニックに陥り、泣きわめいたり、かんしゃくを起こして物をこわす、頭をカベに打ちつけるなど、攻撃的になったり、自傷行為に及ぶこともあります。年齢相応のごっこ遊びやものまね遊びには関心を示さず、特定の遊びや物事、物に異常に熱中します。興味の対象は、布や紙切れなど物体の一部、木の葉、ビンのふた、音楽、数字や文字、マークなど、一般の幼児が好むおもちゃではないこともあります。また、その場の状況に関係なく、手や指をひらひら動かしてくねらせる、カラダをゆする、くるくる回る、つま先立ちで歩く、頭を打ちつけるなど、異常なしぐさや行動を繰り返す常同行動が見られることもあります。これらの特徴的な自閉症の症状は、2~4歳くらいによく見られるようになり、周囲が異常に気づくようになります。自閉症と診断されるのも、この時期が多くなっています。このほか、精神遅滞(ただし、知的発達の程度はさまざまで、機械的な記憶が得意など特定のジャンルで優れた能力を発揮することもあります。)、学習や運動の障害、動き回って落ち着きがない、不器用、動作がぎこちない、異物を食べる、摂食障害なども見られます。そのため、自閉症の人は見たり聞いたり、感じたりすることを普通の人と同じように理解することができず、行動も自分勝手に見えることがあります。

自閉症の原因について

自閉症の原因として、昔は「母親の養育態度に問題があるから、子どもが自閉的に引きこもる」などともっともらしく言われていましたが、現在ではそういった因果関係は証明されていません。むしろ、医学的な研究が進んだ結果、現在では生まれ持った障害に原因があると考えられるようになっています。実際、自閉症児は、健常児に比べ、脳の形成不全などといった多くの先天的な障害を持っていることが報告されています。また、自閉症の遺伝性については、さまざまな調査報告がありますが、自閉症が単純に遺伝することはあり得ないものの、原因のひとつであるという見方がなされています。ただ、現段階では自閉症の原因は、充分に解明されていないというのが現状です。

自閉症に見られる問題行動とは

自閉症には時として問題行動というものが見られる場合があります。自閉症の問題行動とは、激しい攻撃的な行動のように周囲にとって危険な行動や、自分の身体を叩いたり、打ち付けたり、傷口をえぐって悪化させるなどの自傷行為のように本人にとって危険な行動の他、周囲を戸惑わせたり、困らせたりする、より軽度な行為を含む行動のことです。この問題行動には自閉症特有の心理的および行動的特徴が関係しています。
自閉症の問題行動には、執着的傾向が作用し、しつこく反復的に行われる傾向があります。相手の気持ちが理解できないためブレーキが利かず、相手が困ることや怒るなどの反応が面白くて、さらにしつこく繰り返されることがあります。
また、問題行動には精神発達が反映されます。例えば、人への関心が乏しかった自閉症青年に対人的関心が芽生え、それが異性への関心も含んでいると、見知らぬ女性に接近したり、触る行動が現れる場合があります。これは本人にとっては発達的変化ですが、周囲にとっては問題行動となってしまいます。攻撃的行動などは思春期以後に強まる傾向がありますが、これも何らかの発達的変化が関係していると考えられています。
さらに、自閉症は嫌な体験に対する適切な対応が困難で、ストレスがうまく解消できないため、それが問題行動となって表現される場合もあります。また、記憶力がよいため、嫌な体験は解消されずに蓄積され、これらが限界を越えると、ちょっとしたことをきっかけに激しいパニックを生じることもあります。また、不意に過去の嫌な体験を思い出してパニックになることもあります。

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用途特許とは – 産学連携用語 Weblio辞書
www.weblio.jp/content/用途特許

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