「歳を取って食べる量が減ったと同時に疲れやすくなった」「食べられたとしても疲れが取れない」
そんな違和感はありませんか?歳だからと諦める前に、知ってほしいことがあります。
誰もがよく感じるその不調の正体は、加齢そのものではなく、体を回復させるための「素(もと)」が足りていないだけかもしれません。
筋肉も内臓も血液も、私たちの体は年齢に関わらず、日々の食事を材料にして、休むことなく修復と再生を繰り返しています。
しかし、年齢とともに食が細くなると、3食食べていたとしても、十分な栄養が採れてないことも多く、体をつくる「素(もと)」は知らぬ間に不足しがちです。
そこで、おすすめなのが「がんばって食べる」から「スマートに補う」という考え方。無理なく続けやすい上、健康に重要な成分が摂れる“出汁(だし)”の選択です。
出汁と聞くと「料理に使うもの」という印象が強いかもしれません。けれど、日本人は昔から、出汁を通して体に必要な栄養を無理なく取り入れてきました。
出汁には、体をつくる材料となるアミノ酸が、自然なかたちで含まれています。味を楽しみながら、体の土台を整える一一それが、日本の食文化の知恵でした。
また鰹節や煮干しを素材にすれば、タンパク質そのものも充分に摂ることができます。
うま味成分も豊富に含まれていますので、塩分を控えめにしても満足感のある味わいになりやすく、健康的な食事づくりに役立ちます。
忙しい毎日だからこそ、出汁のやさしい風味を食卓に取り入れてみませんか。ひと手間かけた出汁の香りは、心までほっとさせてくれる日本の知恵のひとつです。健康的な食生活の第一歩として、ぜひ出汁の魅力を見直してみてください。
アミノ酸とは、筋肉・皮膚・内臓・髪の毛など、人間の身体(タンパク質)を作る最小単位の栄養成分です。複数のアミノ酸が組み合わさってタンパク質を構成し、疲労回復、筋肉の合成、免疫機能など不可分な役割を担っています。
▼アミノ酸の特徴
[細胞の材料となる20種のアミノ酸]
自然界には多くのアミノ酸がありますが、体の細胞に使われているのは、ミネラルなどと共に働く限られた20種類です。

※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を改編・再載しております。
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