イキイキ生活通信/読み物
the best rejuvenation

体内のたんぱく質足りてますか?
アルブミン(たんぱく質)値が高いと長生き!

たんぱく質不足は老化を招く

たんぱく質は、私たちの身体をつくるとても重要な栄養素です。筋肉はもちろん、骨や関節、内臓、血管、皮膚、血液など身体はたんぱく質無しでは成り立ちません。生体機能の調整に欠かせないホルモンや酵素もたんぱく質から作られているのです。
身体をつくり、身体の働きに深くかかわるたんぱく質ですが、人間は加齢に伴い、骨や筋肉量が徐々に減っていきます。これは老化現象の1つで避けることができません。
しかし、たんぱく質をしっかりとらないと、こうした老化のスピードをどんどん加速させます。若さを保つためにもたんぱく質の摂取はとても重要なのです。

たんぱく質不足はアルブミン値でわかる

では、体内のたんぱく質が足りているかはどうしたらわかるのでしょう?

その指標の1つがアルブミン値です。アルブミンとは血液中に含まれる小さなたんぱく質。食事からとったたんぱく質を原料にして、肝臓で作られます。アルブミン値は血液検査でわかり、栄養状態や健康状態、老化を見る指標ともなります。

平成15年と平成23年の国民栄養調査のアルブミン値を比較すると、残念ながら日本人の血中アルブミン値は男女とも低下傾向にあります。
アルブミン値が高いほど長生きになることがわかっているため、このままでは日本の長寿世界一も危ういのかもしれません。
このほかアルブミン値は認知症などにも関係し、アルブミン値が低いと認知機能の低下が起きやすいという研究結果もあります。

たんぱく質は食生活が重要。プロテインのススメ

特殊な病気によってアルブミン値が低くなることもありますが、多くの場合、食生活の影響を受けることが多いのです。
これまで、若い頃にコレステロールが高いと言われ、肉や魚などの良質な動物性たんぱく質を控えていた人が、高齢になっても同じように動物性たんぱく質を控えて、三食ともあっさりしたものしか食べない食生活を続けていると、知らない間に「低栄養」になってしまいます。

この「低栄養」状態が長く続いてしまうと、
(1)免疫力が低下して、癌や感染症になりやすい。
(2)血管が脆くなって、脳出血などの出血性疾患になり易い。
(3)骨が脆くなって、骨折しやすい
など、様々な病気を起こして、最終的には「寝たきり」の状況になりやすくなってしまいます。

1日のタンパク質必要量として女性は平均50g、男性は60gとされていますが、食事量の減少などにより、摂取が難しい方におススメなのが、プロテインです。
プロテインと聞くと、アスリートなど運動をする人が飲むイメージがありますが、高齢者はもちろん、たんぱく質摂取が足りない方にも、補助としてプロテインを活用することをお勧めします。

[広告枠]おすすめ商品

※当記事はイキイキ生活通信141号に掲載された内容を再載しております。

[戻る]  /  イキイキ生活通信読み物一覧へ