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Measures against infectious diseases in winter.

簡単免疫アップ法で冬の感染症に負けない!

寒くなると増えてくるのが感染症ですね。毎年流行る風邪、インフルエンザに加えて今年もコロナがどうなるのかと気が気ではないのではないでしょうか。今回は、冬の感染症に負けないための方法です。

なぜ冬に免疫が下がるの?

冬は身体が冷えやすく、体温が下がりやすくなります。体温が下がることで腸の働きもダウンし免疫細胞の働きも低下するなど、免疫機能が下がります。加齢による小食や偏った食生活はバランスよく栄養素を摂ることができず、カロリーは摂れるけれどビタミンやミネラルが不足するため免疫低下と肥満に繋がりやすくなります。冬の時期はクリスマスやお正月などイベントが多いことや、寒さで活動量が減る為太りやすい季節。内臓脂肪型肥満は更に免疫低下を招くので注意が必要です。

また、ストレスが溜まると、免疫力が低下してインフルエンザや風邪にかかりやすくなる大きな要因であることをご存知でしょうか。ストレスで免疫力が低下する原因には、自律神経の乱れが大きく関係しています。自律神経には、交感神経と副交感神経とがあり、この2つのバランスを保つことで免疫機能は正常に働きます。たとえば、「悲しい」「こわい」「腹が立つ」などのストレスがかかると、交感神経が緊張し、副交感神経とのバランスが崩れます。これらの神経は、白血球やリンパ球といった、体を病原体から守る免疫細胞の働きにかかわっているため、バランスが崩れることで免疫力が弱まるのです。

コロナが怖い、インフルエンザが怖い、とにかく怖いとばかり思っていませんか。必要以上に怖がると身体がストレスを感じて、免疫が知らず知らずに落ちてしまいます。

免疫をアップさせる5つのコト

▼1.基本の食事は「まごはやさしいわ」

今世の中には、「健康にいい食事」の情報が溢れています。そのため、毎日どのようなものを食べたらいいのか分からなくなってしまうことも多いと思います。そんな時に思い出してほしいのが「まごはやさしいわ」です。これを基本として満遍なく食べましょう。特に、発酵食品は腸を元気にしてくれる作用があるので免疫力を上げてくれる優れものです。

▼2.辛い・酸っぱい・苦い食べ物を食べよう

一般的に刺激物と言われる、辛さ、酸っぱさ、苦さは、適度であれば、良いデトックス効果をもたらします。レモンや梅干し、お酢、唐辛子、ゴーヤなど、刺激物が身体に入ると、体内では「嫌なものが入った」と認識し、排出しようとします。酸っぱいものを食べて唾液が多く出たり、辛いものを食べて身体が火照ったりするのは、その「嫌なもの」によるものです。この「嫌なもの反射」が起こると、副交感神経が優位になり、身体がリラックスしてきます。そして体温が上がり免疫も上がるという仕組みです。

▼3.身体を適度に動かそう

適度な運動は、副交感神経の働きを高めてリラックスでき、ストレス解消につながります。運動する機会がほとんどない人に比べて、週5日以上運動する習慣のある人は、風邪やインフルエンザにかかりにくいというデータもあります。運動する人は筋肉量があり、基礎代謝が高く、血液がどんどん循環するため、血液中の免疫細胞が活性化し、免疫力も高まります。筋肉の約7割は下半身にあると言われているため、とくに下半身を鍛える運動を取り入れましょう。お勧めは、いつでも簡単にできるウォーキングやスクワットです。

▼4.お風呂でリラックスする

しっかりと湯船につかることで、浮力によるリラックス効果が得られ、自律神経のバランスが整います。全身浴で40℃前後のお湯に毎日10分程度つかることが理想です。体が冷えると血液の流れが悪くなり、免疫力が弱まるため、長めの半身浴ではなく、短時間の全身浴で体温を上げることが大切です。

▼5.朝一番のパワーポーズ

強いストレスや不安にさらされ、自信を無くしそうになった時は「パワーポーズ」で気持ちを切り替えてみましょう。パワーポーズとは、自分を鼓舞するしぐさのことです。2分間パワーポーズを取ることで、脳内ホルモンのテストステロンが増加し、ホルモンバランスの変化を促し、ネガティブな思考をポジティブに変えることができると言われています。自分を奮い立たせるようなポーズなら何でもOK。ガッツポーズやファイティングポーズ、口を大きく開けて笑うことでも、毎日2分間続けることでストレスの耐性が高まり免疫がアップします。

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※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を再載しております。

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