アマゾンの森の学校 クルゼイロ・ド・セウ小学校 報告

学校長ギルダさん(※)よりのメッセージ(写真下段中央)

       (※)ブラジル・グリーンハート協会学校プロジェクト・プロジェクター

 はじめまして、ギルダと申します。リオ・デ・ジャネイ口市で生まれ、カトリック大学で歴史を学びました。ここ、アマゾンの森で暮らし始めて13年、ずっと教育に携わっていました。
私たちが、この手紙を書いていますのは、こんなに遠く隔たっているにも関わらず、私たちの学校に支援のために皆さんが大変な方を尽くして下さっていることに、お礼を申し上げたいからです。遠い距離とはいえ、私達の気持ちがすぐに伝えられず、申し訳ありません。
学校について、どんなことでも皆さんにお伝えしていきたいと思っています。そうすれば皆さんが参加してくださっている、この素晴らしい活動について、よくわかっていただけ、また、皆さんからのご意見も聞けるでしょう。

 私達は共同で活動しており、すべての決定は集団で行っています。この学校はとても単純なシステムで動いていますが、エコロジーの前進に役立つ近代的な機器にも関心をもっており、目下テレビ導入を図っており、それが現実すれば、生徒の授業に役に立つでしょう。 現在4歳の幼児から20歳の青年達を対象に学習課程を実施しており1級と2級の修了資格を与えています。テレビという技術の他にも、新しい電話システムが整い次第、コンピューターも導入したいと考えています。

 木工・薬用植物・機織・サラダガーデンといったワークショップが、成果を挙げつつあります。愛と献身をもって、私たちを援助して下さり、本当にありがとうございます。職員―同、子供達も心から感謝しています。

■2000年クルゼイロ・ド・セウ学校報告

学校の紹介  学校プロジェクトプレジデント フェルナンド・リベイロ

 クルゼイロ・ド・セウ小学校では、アマゾン熱帯雨林にある村及ぴ周辺の子供たちを預かっています。ここはブラジル政府が自然保護のために誕生させた地域、プルウス国立林の中に位置し、約800人の人々が暮らし、学校では約150人の子供たちが学んでいます。

 この国立林はブラジルでも最も貧しい自治区の一つとみなされているアマゾンのパウイニ自治区の中にあり、私たちの学校がそのような自治体だけに頼らなければならないのなら、学校の機能は全く機能しないでしょう!

 ここでの目標は、アマゾンの実情に則した学校を作ることです。若い世代にアマゾンで暮らし、そこで仕事をしてゆく準備をさせることができる学校です。

 今もまだ学校の全般的な構造を改善する努力を続けていますが、子供たちは必要に応じることができています。

 これが大きな励み・刺激となって、私たちは前進を続けていす。学校はまた正規の課程と共に種々なワークショップを提供して、生徒が自分の技術や能力を伸ばし、さらに職業を選択するうえでの助けとなるよう努めています。

 ここに皆様に2000年のレポートをお示します。きっと学校のクラス、財政的な仕組みについてご理解いただけることと思います。
                       (中略)

2000年収支報告

収入
N・G・Oグリ―ンハート(日本)
Kolibori財団(オランダ)    
パウイ二自治区(フラジル)
野菜・皮革販売
友人・親からの寄付
住民団体
2000年 収入合計

21,000ドル
1,600ドル
3,900ドル
3,500ドル
3,300ドル
1,540ドル
34,840ドル
支出
職員給与
給食
教材
修理
園舎建設等
パーテイ
2000年支出合計

21,947ドル
5,508ドル
1,341ドル
2,019ドル
3,468ドル
370ドル
34,653ドル

(※)尚、現地金額貨幣へアイスをドルで換算した金額となっています。

 最後に、私たちほこのプロジェクトの重要性と責任をつねに認識しつつ、アマソン熱帯雨林における新時代の学校建設に携わっています。日本のN.G.0グリーンハートをはじめ、この仕事に理解を示し、協カくださる全ての友人の皆さんに、私たちの心からの感謝と、そして子供たちとその家族に代わって、彼らの心からの感謝を捧けます。 健康と平和と調和を心より願って。

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