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- 第2回「恐怖のピウン」
第1回「タイトルがはいります」
500匹のピウン
前回コパイバ採取までを大まかにお話したので、今回はその道中を紹介したいと思います。コパイバも採取地が広がりました。その中で一番奥地の採取地までのカヌーの旅は、強烈な体験でした。
雲一つない空と河だけの2色のコントラストの中をヤマハのモーター(さすが日本!アマゾンの奥地までも信頼され使われています)を着けたカヌーが気持ちよく、水しぶきをあげて走ります。アマゾンの河には、淡水イルカがいるんです。
見ることに夢中になって写真を撮ることも忘れるくらいに(次に出会ったら皆さんに見せられるようにしますね)ピンク色のイルカがやってきます。
「サイコー!!」と思っていると、だんだん支流に来た川下が浅い流域は、木枝にぶつからないように、カヌーはゆっくりと進まなければなりません。
その時です!恐怖のピウンが集団でやってきます。ピウンとは水辺を好む蚊です。体が極端に小さいため風に弱く、カヌーが風を切って走っている時は、襲ってきません。カヌーがゆっくり進み始めると、400から500匹の集団が、久々にやって来た餌(人間)に、襲ってきます。「来る来る?!」って言ってる間に、口・目・鼻・耳と顔の皮膚だけでなく、穴の入り口までも入ってきます。
「うわーーーーー!やめてーー」発狂!
アンジェローバ・オイルの虫除け効果
水がなくなった!
そんなことで、出発して3日目。とうとう持ってきた水がなくなりました!!
「とまー、アマゾン恐ろしい!!行きたくない!!」と皆さん思うかもしれませんが、そんなことありません。夜空を見上げるでなく、地平線から目いっぱいのダイヤモンドの星空。それが丸みを帯びて見えるのです。一度足を入れれば、すべてを浄化してくれるアマゾン川。スーと胸に入ってくる大自然の出した酸素濃度の濃い空気。自然の強さがここにはある。いるだけで気持ちが軽く、明るくなる。それが人間本来の姿なんでしょう。
その大自然をすべて吸収している聖木樹液コパイバ。あなたのそばにソット置いてみてください。アマゾンがグッと近くに感じられるはずです。
