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2009年11月 5日

その気からやる気へ勇気(有機)を持って根気強く エコひい気しよう。

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周りをぐるり500mから1000m近い山に囲まれた谷間の30世帯程の小さな里。
葦北郡大字箙瀬(エビラセ)。
林業と球磨川の恵み「鮎漁」で生計を立てていたと言うのはもう100年も前のこと。
日本三大急流の球磨川流域は江戸時代まで肥後と薩摩の争いが絶えなかったエリア。
現在どれみ村役場のある我家が 細川家15代目の代官屋敷跡(関所)だった
と言うのも築150年の面影の中に想像することが出来ます。
 そんな秘境の様なこの地に約100年も前の1911年現在の熊本と鹿児島を結ぶ
肥薩線が開通していたとは如何にここが重要なエリアだったかが伺い知れますでしょ。
その国道219号線と球磨川を挟んだ向い側の旧道沿いを
当時の勇姿そのままに走るのがこの春に復活した 
初の日本製SL「58654号」です。
週末と祝日の一日一往復ですが 休日には全国からカメラマンや鉄道ファンが集まり 
大自然をバックに大きな鉄の塊が走る 
そんな風景に男たちがロマンをかき立てられているだけでなく
間近で汽車を見た女性たちも そのド迫力と何とも切ない 遠のいてゆく汽笛 
そして残された煙りの匂いに しばしタイムトリップしています。
 余談ですが 復活を喜んだ機関士や関係者の皆さんもよほど嬉しかったのでしょう 
ちょっと力が入り過ぎたのか汽車がピカピカ過ぎますけどネ。
まぁ~ピッカピッカの一年生と言うことで良しとしましょ(笑)
それでも現代風にアレンジされ緑の谷の風景にマッチした
レトロ調の客車3両を連結し黒煙を噴き走り去ってゆく
その勇姿に 知り合いが乗っている訳でもないのに自然と手を振ってしまいます。

 今年も余すところ数ヶ月 走り去った今年を振り返ると
世界中で手を振った人が要所要所で現われましたネ。
まずトップバッターは世界金融危機の引き金を引いた
震源地アメリカ初の黒人大統領オバマさんです。
古いアメリカにバイバイ!と手を振りましたが
「そのままバイバイしちゃ~ そりゃまずいでしょ オーバーマネーさん!」。
そのお陰で世界中の億万長者は一夜にして手を振ると言うより
両手をホールドアップさせられ 一番ホールドアップすれば良いお隣の金さんは
「ワシはまだ生きとるぞ!」と手を振りかざしながら
ミサイルなんか打ちやがって時代錯誤もはなはだしいぞ!
 それにしても人間はどこまで記録を追い求めるのでしょう?
9秒58の100m世界新を刻んだボルトさん 
あなたは天目がけ矢を引くポーズで世界の頂点を極めましたネ。
あなたの射った心の矢は人と自然が共生出来る未来に届いたでしょうか?
何も持たず 何も使わず何ものにも頼らず 
自らの御身一つで 輝きの頂点に達したのですからあなたはホントに偉い!
あなたの足腰には筋金入りのボルトが入っているのですネ。
ところであなたの その強靱な筋骨を作った食べ物は?
小さい頃から一体どんな食生活をして来たのですか?
まさか玄米? 訳ないョネ(笑)
 そして 日本の歴史的変革に勝利し諸手を上げ万歳をした
小鳩政権の民主党と連立さん。
平和の象徴でもある小さな純白のハトをあなた達の手で一羽づつ丁寧に
青空に解き放してあげて下さい。
国民の代表であるあなた達がボルトさんの様に 
何も持たず 使わず 両手を天に差し延べ
世界のモデルとなる様な瑞穂の国に方向付けて下さいネ。
ボクはどれみ村と言う小さな村(現在246世帯)の
安心自然な食糧確保の働きを通し
一度きりの人生で出逢えた同じ志を抱いている
村明(そんみん)さんと共に自然との共生を強く念じ
邁進していく所存でございます。
(何故か政治的な話題になると伊藤博文になってしまう天波博文でした。)(笑)
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 ハ~ィ!ライトなスタッフファンのみなさん!仕事に家事 ご苦労様です。
まして小さなお子様がいらっしゃる人でしたら毎日クタクタになるでしょ!
本当にお疲れ様です。
ボクも愛妻様が長期出張の為 家事やお袋の介護と
今までの何倍も動かなければならない状況にありますが
超忙しいと逆にスピーディーで合理的に動けるのが不思議です。
要はやる前にあまり考えずやりながら考える様に
シフトチェンジしただけなのですがネ。
「天波~携帯電話が かからな~いから来て~」とお袋に呼ばれ...。
「アィョ~」と応答し どうせ隣の部屋にゆくなら 
ついでに少なくなったコピー用紙を補充しておこうとか立ちながら考え
歩きながら辺りを漠然と見回し気になるものはないかと次の仕事を探して歩くのです。
「お婆ちゃん電源のスイッチを 長く押すと消えちゃうんだョ
 そんな時はもう一度 スイッチを長押しすると
 電話が掛けられる様に なるんだョ。分かった?」と伝え 
その足で洗濯物を取込みにいったりしています。
 それにしても最近の機械は多機能になり過ぎてませんかネ。
息子たちもそうですが若い人たちにとっては 
それこそ当たり前で超便利な道具なのでしょうけど
お年寄りや還暦に手が届く様になってきたボクには
基本的操作を覚えるだけで精一杯と言ったところ。
年齢的インフラの不備を感じてしまうのは年寄りのひがみでしょうか?
皆さんのお宅のテーブル上にも
何種類のリモコンスイッチが篭に入って並んでいませんか?
最近はこんなことでも戸惑いつい本体の電源コンセントを
抜いたりスイッチを入切りしてしまうこともあります。
これを年寄りの冷や水と言うのでしょうか?...??。
でも 本来はコンセントを抜くか。オンオフ付きの
コンセントで入切りをした方が圧倒的に省エネでエコひいきなのですがネ!
それにリモコンは必ず電池使用だから
二重にエネルギーを消費していることになるのですけどネ!。

 最後にエコカー・エコ家電・エコ住宅・エコ化粧品などと
商品広告等にエコや有機と頻繁に登場する様になりましたが
エコロジー=生態系の略語のエコの言葉ですが
自然との共生社会への方向付けとしては良しでも
未来的ビジョンのエコや有機がこれからは儲かるぞ!的発想で
結局は大量生産・大量販売を志していては 
到底エコ社会など訪れませんし ほぼ絶対に儲かりませんから。
まぁその気がやる気になっているのには感心しますが
その気や やる気だけでは既に50年の歩みを持つ有機農業の世界でも 
今だこの広がりに留まってるのですから
世界人類が目指すビジョンが如何に困難か伺えると思います。
でも誰かが森を守り山を活かし誰かが草を刈り田を耕し
誰かが命を賭け漁をしながら海を活かしてゆかなければならないのです。
 その気からやる気へそして勇気(有機)を持って根気強く エコひい気しよう。
おっと!その前に玄氣の素黒玄米を食べなくっちゃ!
「いただきアース。」
どうぞ良いお年を...

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