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2007年1月 1日

空の巣症候群って 聞いたことありますか?

「空の巣症候群」って聞いたことありますか?

みなさん、明けましておめでとうございます。
今年も一年、新しい気持ち頑張っていきましょうね。

さて今回のテーマは「空の巣症候群」です。
この言葉を聞いたことありますか?40代から50代の女性によく見られる抑うつ症状。
子育てが終わり、子どもが家を巣立っていったあたりから出てくることが多いので、こう呼ばれるそうですよ。

自分を犠牲にして一生懸命に子育てをしてきて、そのことが自分の生きがいであり全てだとしたら、子育てが終わることは、全てが終わってしまったようで凄く寂しくて、今後の人生に夢も希望も無くなってしまいますよね。

そんな気持ちは、分からなくも無いのですが、そう思っている方には、少し考えを変えてもらいたいものです。

子供に過度の期待をしていたり、自分の夢を押しつけていたり、子供のための子育てではなく、子供に依存して子育てをしている人が「空の巣症候群」になる傾向があるみたいですね。
もちろん、そんなことは自分で気づかないで、ただただ一生懸命に子育てをしているんです。

確かに、子育てには、数え切れないほどいろいろなことがあります。
子育てのために自分の仕事ができなくなったり、子供が病気をしたり、学校行事や近所づきあい・受験や友人関係のトラブルなどなど......。

子供の身体や心のことを心配して心配して泣いたり笑ったり、ホントに次から次へと息つく暇なしに、頑張ってこられたことでしょう。

そのことは、今は良い思い出として、自分の宝物として自分の引き出しにいっぱい詰めて、次の自分の人生を前向きに考えて欲しいと思います。


いつまでたっても 子供は子供!

子供が自立して一段楽しても、お嫁さんをもらっても、お嫁に行っても、いつまでたっても子供は子供。
「空の巣症候群とか燃え尽き症候群」とかになっている暇なんかホンとは無いはずですよ(笑)

自分が天寿をまっとうするまで、まだまだいろいろなことが待っています。
いつまでも元気な母親でいなくてはね。

この年代になると更年期も重なって、重病を患ったりする時期でもあります。
落ち込んでウツになってしまったら、ますます老け込んで大変なことになりますよ。
病は気からというように、まだまだ長い人生を楽しく笑いながら生きていくことを考えましょう。

これまであなたがしてきた子育てを、もっともっと自分の自信にしてもいいはずです。
あなたが頑張ってきたからこそ、家庭がばらばらにならないで、子供が一人前に自立して、ご主人もちゃんと仕事をしてこれたのですから。

とても立派なことを成し遂げてきたんだと自分自身を認めてあげましょう。
「もっとあーすれば良かったとか、こーすればもっと良かった。」とは、もう思っても仕方ないし、思わなくてもいいんじゃないですか?

子育てにとられていた自分の時間を、自分にとって楽しく過ごすことを考えた方が家庭にとって、子供やご主人にとっても、もっともっと大切なことだと思います。
お母さんが病気になって、元気でなかったら、家庭が暗くなってしまいます。


お母さんは家庭の中心 太陽のような存在!

お母さんは、家庭の中ではいつも中心で、太陽のような存在です。
ご主人は、太陽に照らされて夜だけ輝いている月と一緒。子供たちは、太陽の周りを回っている惑星ですよ(笑)。

今まで、出来なかったことやこれからしてみたいこと何でもいいんです。
ボランティアや犬を飼うこと・趣味やお洒落・語学を学ぶことや旅行などなど、少しだけ勇気を出して、新しい暮らしや世界に一歩踏み出していきましょう。

新しい人間関係だって、まだまだ作れるはずです。親友と呼べるような人は、古くからの知り合いとは限らないはずです。 これからがほんとうの人生です。

生まれ変わった気持ちでもう一花でも二花でも咲かせましょう!


【空の巣症候群とは?】

空の巣症候群(からのすしょうこうぐん、empty-nest syndrome)は、40代から50代の女性によく見られる抑うつ症状。子育てが終わり、子どもが家を巣立っていったあたりから出てくる事が多いので、こう呼ばれる。燃えつき症候群、五月病などとも似通ったもの。
子どもが自立し、夫は仕事で忙しく、構ってくれず、夫婦生活もないに等しくなり、涙もろくなり、夫の定年が近いというと、退職、即離婚といった方に展開していく事もある。

内交的で、人と付き合うのが嫌いな性格で、家にいるほうが好きというタイプに多い。子育てを生きがいとしてきた良妻賢母型の専業主婦に多いが、更年期や夫との絆の弱さなどの要因も指摘されています。
頭痛、肩こり、胸苦しさ、吐き気、食欲低下、不眠などの身体症状を伴うことが多く、誤診されやすいのもこの症候群の特徴です。

まずは何も考えずにゆっくりと休むのが、なによりの薬です。子供はいずれ育っていくものと考え、趣味や習い事を通じて、子供以外の生きがいを見つけましょう。
状態が悪いときには医療が必要で、薬が効果的です。心療内科やメンタルクリニックを受診しましょう。
地域の集まりには積極的に参加し、特に夫とのコミュニケーションを増やして、第二の人生を夫婦で楽しく過ごせるようにあらかじめ人生設計を立て、共通の趣味を見つけて行くのも良いでしょう。

投稿者 right : 14:05 | コメント (0) | トラックバック