« 2009年11月 | メイン | 2010年3月 »

2009年12月22日

《病気を治す力》をゆっくりと育みましょう!

 あけましておめでとうございます。
 皆様の一年の御健康と幸せそして平和をお祈りいたします。
 新春を迎えたと申しましても寒気はこれからが本番!2月末迄は、厳しい寒さを覚悟しなければなりません。健康な方も持病をお持ちの方も、インフルエンザ始め、脳・心臓などの病気に充分気をつけてくださいね。 
 インフルエンザと言えば、今回の新型は子供に多く発症しています。罹っても半日で済んでしまう人もいますし、急に重篤になる場合もあります。体力や体調など考えずに、無理に解熱剤などで安易に熱を下げようとして脳症を引き起こしているケースや、海外では豚インフルエンザワクチンの副反応に苦しむ方、さらにはタミフルもリレンザも一切効かない場合も多く報告されています。
 
 なぜ、科学が進んだ現代で、同じ薬でも効く人・効かない人がいらっしゃるのでしょうか?
 私たちは同じ人間とはいえ、住んでいる場所や生活環境が違っているため、身体もそれぞれ全く違っています。
 有名な話では、肉食中心の欧米人の腸の長さは4mで、穀物中心の日本人は7mですし、日本人の平均寿命は80歳である一方でアフリカのある国では35歳といったように驚くほどの違いがあります。
 そこに、薬を同じように処方したところで、クローンと違って一人一人の身体の遺伝子は異なっているので、同じように効くことが、そもそもありえないのです。ですから、新型インフルエンザが流行ったからといって、同じ薬で一律に、いっぺんに治そう、治せると思えることが間違っているのです。
 人間が罹る病気は人間の力が受け入れられる許容範囲内のものです。科学の力の効き目や安全性がはっきりとしない中、私たちは原点に帰ることが大切です。今回の新型インフルエンザ騒動は、私たちに「自然に戻りなさい」と警告しているのではないでしょうか。

  皆さんは風邪を引いたときどうしていらっしゃいますか?
 鼻水が出たり熱が出たりといった症状に対して、身体からのサインと受け取らずに、身体をいたわる前にお薬で治してしまう方が多いのではないでしょうか。病気は辛いですし、少しでも早く身体を楽にしたい気持ちもわかります。しかしこのサインは、十分に睡眠をとらなかったり、不規則な食事をしたりというように、このまま身体を酷使していると危険ですよというお知らせなのです。それを常日頃から、見ないふりをしてお薬にすぐ頼る生活をしていると、やがてお薬が効かなくなり、身体が病気に打ち勝とうとする力も無くなってしまいます。
 
 昔の人は風邪を引いたときにどうしていたでしょう?
 昔の人は、具合が悪くなったときに、病気を見るのではなく身体を診ていました。
 まず、菌やウィルス等の原因にかかわらず身体を暖めて、ゆっくり睡眠をとり、もし咳が止まらなかったら咳止め薬を飲ませるのではなく、梨をすったものを飲ませたりねぎを首に巻いたり、寒気がしたらショウガをすったものを飲んだり、熱が出たら少し水枕で冷やしたりなどといった、万民がやったようなオーソドックスな方法で身体をケアしていました。

 人間の身体は複雑に見えて実は単純です。咳で苦しいときは、呼吸器官を大切にするためマスクをする、頭痛が酷いときは目を休ませるなど、早く身体のケアをするだけでかなり回復します。風邪・インフルエンザを恐れるのではなく、症状を見てそれぞれ対処しましょう。
 体調が良くないなどの自覚症状が出てきてしまったら、自分の身体に、病気の前触れのお知らせに気がつかなかった事の謝罪の意味を込めて、食べ物や睡眠を改善して養生することが大切です。眠りは身体を回復させる力がありますし、旬の食べ物も回復の手助けとなります。
 普段から何を食べると体調が良くなるかをご自身で考えておくと良いですね。人それぞれ食べ物の効き目が違いますから、これを食べたら翌日肌の調子が良いとかお腹がスッキリするなど、日々の食べ物の効果も記憶に留めることもお勧めです。
 また、その地域で根付いている治療法などもとても効果的なものがあります。お母さんやお祖母さんに聞いて、是非、ご自身に合った養生方法を見つけていただきたいのです。見つけることが出来れば、薬を飲む前のケアで治すことも十分可能です。
  
 昔ながらの民間療法のように、効果は劇的でなくとも病気をゆっくり治していくと身体も丈夫になります。焦って薬で治すと次に病気になった時に酷くなります。
 日々、身体を大切にしなければ病気は完治することはできません。薬はあくまで力を借りるものなのです。身体を大切にすることで、ご自身の病気を治す力が蓄積されます。人間が本来持っている、つまりご自分の持っている治そうとする力が強ければどんな病気にも打ち勝つことが出来るのです。
 ご自身の身体とはいえ、いつも自分のために一生懸命働いてくれるのですから、粗末に扱わず大事にして欲しいのです。一生のお付き合いなのですから。頑張る事も時には必要ですが、ご自分の身体を一番に考えてください。
 
ルチルが足りない時期があり皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。紙面をかりてお詫びいたします。飲んだ方々は風邪を引きにくくなった、引いてもすぐ治った、また罹っても楽に過ごせた、体調がよくなったなどとのうれしい感想をいただいています。
 癌や糖尿病・風邪を治すのではなくそれに打ち勝つ力を身体に与えるサポートとしてルチルを是非常備してください。いざという時に必ずお役に立ちます。
 
 インフルエンザや風邪などは、これから2月がピークでしょうか。部屋の乾燥に気をつけて身体を暖かくしてお過ごし下さい。
 そして、いつも笑顔を忘れず、こころを穏やかに過ごしましょう。シカメ面をしていると、胃腸もシカメ面をして、せっかく食べ物を食べても、薬を飲んでも、十分に体内に吸収できません。
 春はすぐそこまで来ています。 

投稿者 right : 16:06 | コメント (0) | トラックバック