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2008年10月16日

鳥インフルエンザ

 皆様お元気ですか?朝夕の虫の声もだんだん小さくなり又冬が
やってきますね。あと2ヶ月で今年も終わり・・・ホントに早いですね。

 今年は起きてほしくないけれども皆様にぜひ知ってほしい新型
インフルエンザの話をします。近年鳥類にしか感染しなかったイン
フルエンザ、いわゆる強毒性をもつ「鳥インフルエンザ」が鳥から
ヒトへの感染例が多く報告されています。

 今のところヒトからヒトへの感染が確認されていません。
万一発生しますと、SARS(重症急性呼吸器症候群)とは比べ物に
ならないほどの高い死亡率が予測されているのです。

 症状としては突然の高熱、悪寒、筋肉痛や関節痛、咳や息切れ、
また下痢などが現れます。従来のインフルエンザウイルスが鼻や
のどなどの上気道に感染しやすいのに比べ、鳥インフルエンザウ
イルスは上気道だけでなく気管支や肺などの下気道、また小腸な
どの消化器にまで広い範囲に感染する為、人類の1億人以上が
死亡すると推定されています。

 残念なことに新型インフルエンザは新型というだけに未知のウ
イルスなのです。当然ワクチンなどありません。感染が広がって
初めてワクチン等の開発が始まるという状況の中(勿論各国、自
治体も予防対策を進めていますが)、新型インフルエンザが発生
すると1週間もあれば世界を駆け巡り大流行となる"パンデミック
(pandemic)"が起こる危険性が高いのです。

 もちろん私達人類が始めて向かい合う「ウイルス」という見えな
い敵はいつ生まれて、どこで起こるのか、予測不可能です。
 また、世の中どのようなパニックに包まれるのか想像も付きませ
ん。本当に起きてみなければ分からないのです。

 特にこれからの乾燥する季節は十分注意が必要だと思われます。
私達にできる予防は何があるのでしょうか。マスク着用、うがい、
手洗い、充分な睡眠等昔からの風邪対策としては良いのですが、
上気道、下気道にまで侵入する新しいウイルスに対してはより強固
に対策が必要となります。

 外出時の抗ウイルスマスク、ゴーグル着用はもちろん、帰宅時の
緑茶や紅茶でのうがい(カテキンが含まれているため)、除菌手洗
いなど家にウイルスを持ち込まない努力が必要となってくるでしょう。

 またパンデミック宣言が出されたら、外出は極力避けなければなり
ません。その為に3週間分を目安に非常食や、水、医薬品、生活用
品を備蓄しておく事が大切です。

もし家族内での感染が発生した場合、決して動揺せず速やかに病
院に連絡してから、指示通りに来院することをお勧めします。

 過去に発生した、インフルエンザはスペイン風邪、アジア風邪、香
港風邪などがありましたが、スペイン風邪では、世界で約3000~
4000万人、日本でも約45万人の死者をだしたといわれています。

 けれども、どんなに新しい病気が発生しても罹る人、罹らない人、
亡くなる人もいれば助かる人もいます。その違いはやはり生命力と
免疫力の違いです。

 人間には、未知のウイルスにも勝てる力を本来持っているはずです。
その力を充分発揮できるよう予防にぜひルチルをお勧めします。
「ルチル」には免疫力を高める成分が沢山入っていますが、その中で
も風邪を引きにくくするといわれている「エチネシア」は抗ウイルスの
働きがあります。常備品としてパンデミックに備えて家族で召し上がっ
てください。

 最後に新型インフルエンザが流行しないことを願ってどうぞ皆様が
良い正月が迎えられますように。

「パンデミックとは?」

 限られた期間にある感染症が世界的に大流行することを、パンデミックと言います。WHOの発表によると、インフルエンザ・パンデミックは、多くの感染者および死亡者を伴うと予想され、世界的な脅威になっています。

 過去に発生したインフルエンザのパンデミックは、1918年のスペインインフルエンザ、1957年のアジアインフルエンザ、1968年の香港インフルエンザ、1977年のソ連インフルエンザなどがあり、たとえばスペインインフルエンザでは世界で約4000万人、日本では約45万人の死者を出しました。

 こうした新型インフルエンザのパンデミックは10年から40年の周期で発生するといわれています。現在では人口の増加や都市への人口集中、飛行機などの交通機関の発達などから、非常に短期間に地球全体に蔓延し、甚大な被害をもたらすことが予測されます。米国疾病管理センターの予測では、日本では、約 1/4の人が感染し、医療機関を受診する患者は最大で2500万人と推定されています。

 パンデミックがいつ発生するかを予測することはできませんが、新型インフルエンザの発生からパンデミックに至るには短期間で推移する可能性は高く、パンデミックが起こる事を事前に予測して、各地域状況や環境に合わせたパンデミック対策を計画する事が大切です。
「鳥インフルエンザとは?」
 
 インフルエンザウイルスには、A、B、Cの3つの型があり、特にA型ウイルス粒子表面にあるHの「ヘマグルニチンタンパク」、Nの「ノイラミニターゼタンパク」において、Hは1~16、Nには1~9のタイプがあり、これらHとNの組み合わせによってたくさんのA型ウイルスが存在します。例えば 「H5N1」などアルファベットと数字の組み合わせで表されます。なお、Hはウイルスが細胞にくっつく作用、Nは細胞内で成熟したウイルス粒子を細胞から 切り離す働きをします。
 
実は、この全てのA型インフルエンザウイルスを持っている、言い換えれば発祥となっているのがカモやアヒルなどの水鳥です。地球上に存在するインフルエンザの大半が、実は鳥インフルエンザなのです。

 カモやアヒルなどの水鳥(水禽)では、通常インフルエンザウイルスは腸管内にとどまって、宿主と共存しており、多くの場合病原性を示すことはほとんどありません。ただし、ニワトリやウズラ、七面鳥などの「家禽」に感染したとき、初めて病原性を示す場合があります。病原性を発揮したとしても、大部分は 低病原性で家禽を死に至らしめることはありませんが、もともと強毒株であったか、あるいは感染伝播の過程でHA遺伝子に変異が起こって、強毒株となったものが『高病原性鳥インフルエンザウイルス』と呼ばれます。
 
本来、「高病原性」という表現は鳥に対する高病原性を示すものであり、ヒトに対する高病原性を示したものではありません。現在流行中のH5N1型のインフルエンザウイルスは、鳥だけでなくヒトにも高病原性を発揮します。
 
なお、日本では家畜伝染病予防法の分類上、病原性の低い弱毒タイプを含む、すべてのH5亜型、H7亜型、およびそれら以外で家禽に対して病原性が強いウイルスによる疾病を『高病原性鳥インフルエンザ』と定義しています。

投稿者 right : 2008年10月16日 15:03

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