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2011年1月19日

健康に1年を過ごすための冬のお勧め食材 !

 あけましておめでとうございます。今年も皆様が平和で何より健康に過ごせますようにお祈り申し上げます。


 突然ですが、皆様はご自身の腎臓を大切にしていますか?手にとって見ることの出来ない身体の中の臓器の一つなど、考えたことのない方もいらっしゃるかと思います。
 腎臓は身体の機能を活発にするだけでなく、水分の代謝や冷えた身体を元に戻し、新陳代謝や老化防止に深くかかわる大切な臓器なのです。腎臓を大切にする人は、健康で長生きできると言われています。
 
 身体がどうしても冷えてしまう冬は、腎臓が弱まりやすくなります。腎臓の働きが弱くなると、加齢による耳の遠さとは違った感じで、急に耳が聞こえにくくなったり、キーンといった雑音が出てきます。
 また、少し尿の出が悪くなったり、尿漏れという症状が表れます。耳と腎は密接な関係がありますので、尿の症状+耳鳴りがセットで表れる場合も多くあります。
病気ではなくて、日常にそのような症状が出るようになったら、腎臓が弱っている、腎臓を冷やしてしまっているサインと思ってください。また髪の毛が細くなるのではなく、抜けやすくなるのもそうです。

 寒くなると転んで骨折が多くなりますが、これは寒いからだけではなく、腎臓が骨と密接な関係があるためです。漢方では「腎」が弱ると耳や髪の毛、骨に症状が表れると言われています。皆さんの腎臓は元気ですか。もし、一つでも思い当たる症状があるようでしたら、いたわり養生してください。

大切な腎臓を養生するためには、冷えた身体(特に内臓の冷え)を暖めて血液の流れを良くしなくてはいけません。そのために、冬の間には腎臓を補う、丈夫にする食べ物を積極的に摂ってください。
 カイロや運動、暖かい洋服を着て外側から暖めることももちろん大切ですが、身体を暖める食材を摂って、身体の内側から燃えないと代謝が悪くなってしまいます。冬は太ると言われるのは、冷えによって代謝が悪くなっているためです。その証拠に、代謝の良い赤ちゃんや若い子はいくら同じように食べても太りません。代謝が悪いことで太りやすくなりますし、何より恐いことに大きな病気にも繋がります。

1日3回食べる食事で、身体の中から腎を補うものを1回でも2回でも摂ることが、寒い時期に風邪をひきにくくするためでもあり、代謝をあげることにもなります。冬の時期にげることにもなります。冬の時期に腎臓を暖めて身体を大切にすると、その年は元気に過ごせると言われています。

 いつからか戦争が終わった頃からでしょうか、私達は季節のものをその時期に食べなくなってきています。国と国との交流などを考えると良いことですが、とてもカロリーの高いものや、見たこともない暑い地方の食べ物、寒い地方のものが当たり前のように手に入るようになってきています。スーパーの中を見渡せば、きゅうりやバナナなど、四季に関係なく1年中いろいろな食材が並んでいます。今の小さなお子様達は、イチゴが1年中なっているものだと思っています。「季節の・・・」という言葉は特に若い人達には死語になっているかもしれませんね。
しかし、この「季節の○○」のモノが私達の身体を丈夫にしてくれているのです。神様は四季ごとに私達にいろいろなものを与えてくれています。
 春は苦いものを食べて胃腸の働きを促します。秋にしか出来ない銀杏は、咳を止めて肺の機能を高める働きがあり、漢方薬としても大変有名です。

冬の食材の中には、風邪や冷えや呼吸器を丈夫にするものがたくさん含まれています。
かぶ・かぼちゃ・キャベツ・唐辛子・にんにく・らっきょ・にら・ねぎ・もち・ごぼう・大根など・・・そうです!お鍋で全部食べることが出来るものです。お鍋料理は日本人の智恵として最高のものですね。食材の組み合わせも、身体の症状に応じて自由自在に出来ます。
 少し咳が出るなと思ったら冬の食材にプラスして、咳止め効果の高い銀杏を入れてください。そして黒いものも大切です。取り分けの小皿に擦った黒ゴマをプラスしてください。
冬の腎臓をいたわる食材としてはクルミもお勧めです。これは冷えによる腰と膝の痛みを軽減します。クルミは日本古来より冷えなどに効果のあるものとされ、弥生時代から食べられています。クルミの他に銀杏と栗も身体を暖める効果があります。どれも冬の腎臓にぴったりの食材ですので、毎日少しずつ召し上がってください。
銀杏・栗・クルミ・黒いものと並ぶとおせち料理を思い出しませんか?おせち料理には、忙しく働く女性を少しお休みさせる意味合いと季節のもので腎臓を養生し、1年を健康に過ごすためのとても深い意味合いがあるのです。

 ケガは別として、病気は常日頃から食べ物で自分自身の体を整えておくことで、ある程度大きなリスクを回避できます。病気に罹らないということは絶対ないにしろ、罹ったとしても治癒までにかかる期間が短く、身体自体も楽に済みます。
 皆様が一生懸命働くのは、もちろん老後に楽をしたい、若いときに出来なかった趣味を始めたい、たくさん旅行したいなどの目的があるからでしょう。その目的が達せられないうちに身体にガタが来たのでは意味がありません。自分の身体は一つしかありません。ご自身が元気で長生きをしたいと思ったら、まず食べ物でケアしましょう。

 私はお鍋にするとき、ダシの代わりにルチルをよく入れます。どんな食材とも合い、味がしまって美味しい味になりますし、何より家族全員で食べることが出来ます。家族の中で風邪を引いたり具合の悪い人が出てしまうと、何日間か予定がすべて狂ってしまいますよね。そうならないように、お鍋にルチルを入れて、家族の健康管理をしています。ルチル入りのお鍋は、食材を残すことがもったいないので捨てる事が無く経済的です。またルチルを入れることで身体の温まり方もアップし、家族全員で健康になることが出来ますので一石三鳥です。
2月までまだまだ寒い日が続きます。風邪やインフルエンザに罹らないようお過ごしくださいね。そして身体を暖める食材を使って、腎臓を労わって下さい。

投稿者 right : 2011年1月19日 12:12

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